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らぶあど encore!
第22章 思いがけぬ邂逅


「チャラチャラして、ムカつく」

等の言葉はよく言われた経験があるので、そんなのは屁でもないが、この祖母は一体何なのだろうと思った。

診察の時に景子と、洋平の体調や生活について尋ねる事も当然あったのだが、その度に祖母が景子の後ろから、じいっ……と睨み付けるような顔をしているのが見えるのだ。

最初は気のせいか――と思ったが、何度もそんな事があったので、どうやら祖母に自分は嫌われているらしい、と透は推測した。

何をどうしたらそんな憎しみの目を向けられなくてはならないのか理解に苦しむが。

いわれのない怨みを勝ったり嫌われたりするのは、人を相手にした仕事には良く有ることだ。

結局、祖母はその後も好き勝手に怒鳴り散らし、さっさと診察室から出ていってしまった。


取り残された景子は、洋平を抱いて何度も頭を下げて自分の母の無礼を詫びた。


「本当にすいません……
透先生は、何も悪くありません……」


「いやいや、お気になさらず……でも、大丈夫ですか?」


「えっ……」


思わず声を掛けると、景子はその目にみるみる涙を溢れさせたのだ。
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