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らぶあど encore!
第22章 思いがけぬ邂逅
「母は……私がまた、フラフラと男の人にひかれて付いていって、どうにかなるって思っているんです。
『お前みたいなアバズレは、目を離すと何をするか分かったものじゃない』
……
何処に行っても、そこに男の人が居たりすると、目を光らせてるんです……
私を見張っているんです」
――いやいやそんなの有り得ないでしょう、という言葉が透の喉まで出かかったが景子は真顔だった。
本当に、大丈夫なんかじゃ無いのではないか?
景子もだが、洋平の事も心配になり、透は景子に自分の携帯番号を書いた名刺を渡した。
「何かあったら連絡して下さい」
景子は目を丸くして驚いたが、直ぐに笑顔になった。
「ありがとうございます、透先生」