この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第23章 秘密のライヴ



それなのに、史の仕打ちは酷い。

史のご機嫌を窺うのにもいい加減疲れた――



景子は、何もかもを投げ出したい気持ちになっていた。

そこへ、時田が甘く囁く。



「……無駄な抵抗は止めたのかな?」

「そうね……」

「やっり――じゃあ、美味しく頂いちゃおうかな」



時田はゴクリと喉を鳴らすと、景子の胸元のボタンに手を掛けた。

自暴自棄になった景子が、もうどうにでもなれ、と瞼を閉じたとき、シュンと空を切る音と共に時田の後頭部に何かが直撃し、彼は悲鳴を上げて崩れた。

唖然とする景子の前に、ドラムスの鈴置護(すずおきまもる)が呆れ顔で現れ、時田に命中したスティッキを拾い上げる。



「そう言う破廉恥な事は、ライヴ終了後に誰の目にも触れない場所でやっていただきたい」



低い平坦な口調で言う彼は、サイドだけ緑にカラーリングした髪を耳に掛けながら、黒縁眼鏡の奥の冷たい目で二人を睨んだ。



/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ