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らぶあど encore!
第23章 秘密のライヴ



ほなみは、そんな史の気持ちを知らずに祐樹との出逢いのあの夜に思いを馳せながら、夢見るような眼差しを夜空に向けた。



「……ステージを……泣きながら私見てたの……彼がピアノを奏でながら歌う姿を見てたら……ひとりでに涙が溢れて……
きっと……今夜のこのライヴにも……そんな気持ちで史さんや他のメンバーさんを見詰めてる女の子が居るかもって……
そう思ったら、泣けてきちゃった」

「はあ……?何じゃそりゃ……」



史は、拍子抜けしたと同時に、ほなみの祐樹に対する思いの強さを垣間見たような気がして、面白く無かった。

だが、その気持ちを認めるのは負けな気がして、わざと何でもない振りでほなみに軽口を言う。



「どうかな……俺に本気で惚れてる女があの中に居ると思う?
……ほなみに取っては俺は対象外なんだろう?
俺が一生懸命バラードやってんのに……見てないくらいだからな――
あ――あ」

「そんな事ない……明智さんは素敵です」

「――っ」


ほなみにサラリ、と言われて史の心臓は跳ねた。

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