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らぶあど encore!
第3章 魔性の女達
「そーだそーだ!あの女の誘惑に負けるなよ!」
亮介は、景子の隙の無い笑顔の中に何か底知れぬ物を感じ取っていた。
一見淑やかに見えるその眼差しには、ほの暗い熱や跳ねっ返りとも言えるある種の生意気さが垣間見える。
その印象を語る亮介に、三広は鼻に紙を突っ込んだまま目を丸くする。
「そりゃ~、考えすぎじゃないの?いくら何でもさあ」
「いや、な~んか気に入らないんだよ」
亮介はケーキのイチゴをフォークで刺して眺めた。
「この苺とおんなじさ。見た目は紅くて艶々して可愛くても、中身がこんな色をしてるなんて、思わないだろ?
甘そうに見えても酸っぱかったり……」
口に含むと、やはり酸っぱい。
スポンジとクリームが甘いので余計にそう感じる。
亮介は口をすぼめた。
亮介は、景子の隙の無い笑顔の中に何か底知れぬ物を感じ取っていた。
一見淑やかに見えるその眼差しには、ほの暗い熱や跳ねっ返りとも言えるある種の生意気さが垣間見える。
その印象を語る亮介に、三広は鼻に紙を突っ込んだまま目を丸くする。
「そりゃ~、考えすぎじゃないの?いくら何でもさあ」
「いや、な~んか気に入らないんだよ」
亮介はケーキのイチゴをフォークで刺して眺めた。
「この苺とおんなじさ。見た目は紅くて艶々して可愛くても、中身がこんな色をしてるなんて、思わないだろ?
甘そうに見えても酸っぱかったり……」
口に含むと、やはり酸っぱい。
スポンジとクリームが甘いので余計にそう感じる。
亮介は口をすぼめた。