この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第25章 長い夜②



ほなみは両手で下腹部を押さえ、瞼を閉じて鈍痛に耐えていたが、程無くして治まり、安堵の溜め息を吐いた。

綾波が背中を擦り、先程の激昂とは結び付かない優しい声を出す。




「悪い……ついカッとなって乱暴にしたな」




しなやかな指がほなみの頬をそっと撫でるが、綾波は唇を歪めると直ぐに引っ込める。

ほなみから目を逸らし、低い声で彼は聞いてきた。



「……歩けそうか?なんなら車を呼ぶが」

「ううん……ゆっくりなら歩いて大丈夫」

「本当か……?」



彼は振り向き、何秒かほなみを見詰めてからスマホを取り出して話し始めた。



「ああ……悪いが……いま○○区の○○町あたりなんだが……頼む」



指で通話を切ると、綾波は「今迎えを頼んだ」と言って、ほなみは恐縮する。



「すいません……」

「お前は無理をする癖があるからな……大丈夫と言われても信用できんからな。
お前とお腹の子に何かあったら祐樹が発狂するぞ」

「……」



ほなみは、祐樹の悪戯に煌めく瞳が胸の奥に過り、鼻の奥がつんと痛んで思わず俯いた。



/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ