この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第26章 長い夜③




「もがっ……ふげご……綾ひゃんのいばりんぼっ……ぼ……ぼうっ今日は……いいらないか――っ」



三広が、綾波に頭を抱えられながら暴れて喚いている。

綾波は長い息を吐き、「……とにかく……そういう話はまた後日だ……今日は休め」と言うと三広を連れて出ていった。

カツカツという、二人の靴音が遠ざかると、景子の緊張はどっと解れ、また大粒の涙が瞳から溢れだし亮介のパジャマを濡らす。

亮介は、左手で景子の髪をそっと撫で、眉をしかめて言った。



「全く綾ちゃんは厳しいんだから……もし自分が同じ立場だったら……綾ちゃんだってどうあっても好きな女の子を助けると思うぜ?」

「……っ」


好きな女の子、と言う言葉に、今さらながら景子は恥ずかしくなり頬を熱くするが、そんな彼女の反応に亮介も真っ赤になっていた。



「え、ええ――ゴホンゴホン……なんか……乾燥してるのかなあこの部屋」



景子から目を逸らし、だが左手で抱き寄せたまま彼は照れまくっている。

景子は、腕に包まれながら彼を見上げ、小さな声で、だがキッパリと言った。




「私……私も……好き……」

「――けーちゃん」



亮介の眼が見開かれた。








/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ