この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第28章 クレッシェンド作戦会議
「はい、もっと食べようよ」
更に食べさせようとする祐樹に、ほなみは照れて小さく言った。
「……じ……自分で食べれるから」
「う――ん?」
眉を上げ、今にも「そんなつれない事をいうと、お仕置きだ」とでも言いそうに瞳をキラキラさせる祐樹を、ほなみは恥ずかしさを堪えてまっすぐに見詰める。
「――こんなの……ドキドキして食べられないから……許して」
祐樹は目を見開き、自分も頬を少し染める。ほなみの反応が予想以上に可愛かったからだ。
フォークをほなみに返してやると、ボソリと「仕方がないなあ、特別に許してあげる」と呟いて、黙々と食事を始める。
ほなみはホッとして、スープを口に含んだ。