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らぶあど encore!
第29章 貴方の側に居たい
亮介の長い指が景子の頬をつついた。
「ちょーっと、いやかなり怒りんぼうで、照れ屋さんだけど、スッゴく綺麗なお花だよ」
「……っ……ななな……そんな風にほ……誉めたって何も出ないわよ!」
「え――なんも要らないって。チューしてくれれば」
「ば……ばかっ」
景子は思わず拳を振り上げるが、なついた犬のように嬉しそうに笑っている彼を見て、叩く事が出来ずに固まる。
「隙ありっ」
亮介は素早く景子の頭を引き寄せて唇を奪った。