この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第31章 運命のメリーゴーラウンド



「あ、あの……突然すいません……俳優さんか何かですか?」



女は、胸の前で手を組み上ずる声で訊ねた。

こう言うことがよくある史は小さく溜め息を吐くと、女を見て優美に笑う。



「さあ……誰だと思う?」

「えっと……朝番組のヒーロー戦隊ものに出てる吉田涼さん……に似てるって言われません?」

「ふふふ……それもたまに言われるけど……残念ながら俺は役者じゃないよ」



史がサングラスを外し口の端を上げて笑うと、目の前の女は頬を赤くして息を呑んだ。

史は腕時計に視線を落とし、笑顔を崩さないままで言った。



「ごめん、待ち合わせしてるんだ。おねーさんみたいな美人と一緒に居るのを見られたら怒られちゃうよ」

「ええ――っ……そんなあ……そんな事ないですう!……そっか……彼女さん待ちなんですね、いきなりすいませんでした!楽しいデートしてくださいね~」


そう言いながら女は頬を上気させ、史に何回かお辞儀をしてそそくさと自分たちのテーブルに戻っていった。
/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ