この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第31章 運命のメリーゴーラウンド



「ママ~」



洋平は景子を見て、さっくりと口の中で溶ける綿菓子の様な微笑みを浮かべ、小さな両手を出して甘える。

景子はいとおしさに泣きそうになりながら我が子を胸に抱いて頭を撫でた。

その一連の動作を史は見惚れるかの様にじっとその目に焼き付けている。

今まで生きてきて、小さな物に気を留める事などなかった。こんなにも柔らかくて、胸の奥に暖かさが宿る様な光景を見たことがない――と思った。

景子の背中越しに洋平と目があって、その小さな顔は史に向かって得意そうに口の端を釣り上げ、小さな口を動かす。



「ふみに――ちゃも、ママとハグしたいの~?」

「ばっ……ガキじゃあるまいし……」



史は急に気恥ずかしくなり、わざと乱暴な口をきく。

景子はクスクス笑って、洋平の為にオレンジジュースの蓋を開けた。



/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ