この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第4章 サミット・イン・NAGOYA
『いいじゃないか。ほなみちゃんが居ると祐樹の調子がいいんだよ……
ほら、愛の力ってやつ!』
亮介がおどけた調子でフォローするが、景子の鋭い眼光に睨まれて押し黙る。
『とにかく……座ろうよ。
ほなみさん、立ちっぱなしじゃ身体に障るよ』
野村の一言で、亮介がうんうんと頷く。
『そうそう、座って座ってほなみちゃん!』
『ほなみ』
祐樹はほなみを窓側に座らせた。
『は、はい……』
景子は溜め息を吐いて自分も腰を下ろしたが、ほなみと目を合わせようとしない。
(わあ……これは完全に敵意を持たれてる)
胃が痛む思いだった。
こういう扱いは学生時代に覚えがあった。
学年一の優等生でハンサムな智也と交際を始めた途端、一部の女子からの当たりがきつくなった。
教室に入った途端、それまで賑やかにお喋りしていた子達が突然シンとなり冷たい目で見てくる。
時々上靴が無くなる。
余りやり過ぎると、智也にばれるのがまずいと思ったのか、そういう嫌がらせはそれ以上エスカレートする事はなかったが。
ほら、愛の力ってやつ!』
亮介がおどけた調子でフォローするが、景子の鋭い眼光に睨まれて押し黙る。
『とにかく……座ろうよ。
ほなみさん、立ちっぱなしじゃ身体に障るよ』
野村の一言で、亮介がうんうんと頷く。
『そうそう、座って座ってほなみちゃん!』
『ほなみ』
祐樹はほなみを窓側に座らせた。
『は、はい……』
景子は溜め息を吐いて自分も腰を下ろしたが、ほなみと目を合わせようとしない。
(わあ……これは完全に敵意を持たれてる)
胃が痛む思いだった。
こういう扱いは学生時代に覚えがあった。
学年一の優等生でハンサムな智也と交際を始めた途端、一部の女子からの当たりがきつくなった。
教室に入った途端、それまで賑やかにお喋りしていた子達が突然シンとなり冷たい目で見てくる。
時々上靴が無くなる。
余りやり過ぎると、智也にばれるのがまずいと思ったのか、そういう嫌がらせはそれ以上エスカレートする事はなかったが。