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新月
第4章 夢の出来事



「………っ。………っ。」



「……ぁ。………っっ!………ぃて」




どうやら、男女の声のような気もする。


(……なんだろう……?)


チヨは、

耳を澄ませる感覚でいると、

自分の瞼が閉じていることに気づいた。



(そうだ!
私、寝ていたんだわ。


…じゃあ、さっきのは、……夢?)




ゆっくりと、瞼を開ける。


あたりを見回すと、そこはあてがわれた自分の部屋で、
きちんと体に布団を掛けられていた。
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