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叔父姪えっち
第7章 抱かない
普段通りの叔父さんに見える。だけど夜はなんだかそっけなくすぐ部屋に戻る。
生理のせい? だけど、もう終わる。言わなきゃわかんないかな。
昼間宿題をする合間に考える。
もう夏休みも後半で、宿題も後半戦。といっても昼間ほぼ一人だから、宿題はわたしにしては進んでいて、このペースなら楽に間に合いそうだった。
お昼を食べて片づけをしていると電話が鳴った。
出てみると女の人の声。
「あ、ミキちゃん、かな?」
「はい……」
「鉄太郎さんにお届け物があるんだけど、今からお邪魔してもいいかな」
「あ、はい」
なんだか艶っぽい声だ。しかも関西弁じゃないし。
また変な胸騒ぎがする。
電話から数分後にやってきた人は三十半ばくらいの綺麗な女の人だった。
着物を着て、髪も綺麗にまとめてる。白い肌に赤い口紅が映えて、大人の女性って感じだ。
わたしは少し気後れする。
玄関を開けたまま何も言わないわたしにその人は微笑んで
「この間のお祭りでお世話になってね、うちの店のご飯好きだって言ってらしたから、これおすそ分けに」
差し出されたものを受け取るときに手が触れて、柔らかくて暖かい指にドキッとする。
近づくといい匂いがした。
うちの店ってことは、なんかそういうお店の人?
わたしの疑問を察したのか女の人が自己紹介する。
「あ、ごめんなさいね。わたし鉄太郎さんのお役所の近くで茜ってお店してます、三葉茜と言います。半年前にこっちに越してきて、時々鉄太郎さんも飲みにいらしたりしてたんだけど」
聞いたことあるかしら? と茜さんが問う。
「いえ、特に……」
「そう。お祭りの日は楽しかったですって、伝えて下さる?」
「はい」
にっこりと笑う茜さんはとても綺麗だった。わからないけど、叔父さんのタイプっぽいなとなんとなく思った。
大人の色気満点の茜さんを前に、わたしはなんにも知らない子供みたいに立ち尽くしてただ返事をするだけだった。
生理のせい? だけど、もう終わる。言わなきゃわかんないかな。
昼間宿題をする合間に考える。
もう夏休みも後半で、宿題も後半戦。といっても昼間ほぼ一人だから、宿題はわたしにしては進んでいて、このペースなら楽に間に合いそうだった。
お昼を食べて片づけをしていると電話が鳴った。
出てみると女の人の声。
「あ、ミキちゃん、かな?」
「はい……」
「鉄太郎さんにお届け物があるんだけど、今からお邪魔してもいいかな」
「あ、はい」
なんだか艶っぽい声だ。しかも関西弁じゃないし。
また変な胸騒ぎがする。
電話から数分後にやってきた人は三十半ばくらいの綺麗な女の人だった。
着物を着て、髪も綺麗にまとめてる。白い肌に赤い口紅が映えて、大人の女性って感じだ。
わたしは少し気後れする。
玄関を開けたまま何も言わないわたしにその人は微笑んで
「この間のお祭りでお世話になってね、うちの店のご飯好きだって言ってらしたから、これおすそ分けに」
差し出されたものを受け取るときに手が触れて、柔らかくて暖かい指にドキッとする。
近づくといい匂いがした。
うちの店ってことは、なんかそういうお店の人?
わたしの疑問を察したのか女の人が自己紹介する。
「あ、ごめんなさいね。わたし鉄太郎さんのお役所の近くで茜ってお店してます、三葉茜と言います。半年前にこっちに越してきて、時々鉄太郎さんも飲みにいらしたりしてたんだけど」
聞いたことあるかしら? と茜さんが問う。
「いえ、特に……」
「そう。お祭りの日は楽しかったですって、伝えて下さる?」
「はい」
にっこりと笑う茜さんはとても綺麗だった。わからないけど、叔父さんのタイプっぽいなとなんとなく思った。
大人の色気満点の茜さんを前に、わたしはなんにも知らない子供みたいに立ち尽くしてただ返事をするだけだった。