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叔父姪えっち
第8章 ひとり・ふたり
泣き過ぎて声も枯れてきた。頭がぼんやりしてまぶたが重い。
わたしが大人しくなったのを見て叔父さんが落ち着いたかぁ、と声をかける。
ん……と鼻の詰まった声で返事をする。
優しい手つきで叔父さんが背中を撫でている。叔父さんに触られるのは久しぶりだ。
顔をあげると無精ひげの生えた口元が見える。
わたしは伸びあがって叔父さんにキスをした。
叔父さんは拒否こそしないけれど、その唇は開かれもせず硬く閉じたままだった。
「叔父さん」
「んん?」
「どうして抱かないの? わたしのこともう飽きた?」
「いや……」
「じゃあなんで?」
叔父さんはうーんと呻って、真っ直ぐ見つめる私の目を避けるように天井を仰ぐ。
「ミキちゃんもう帰るんやし、こんなん続けてたらあかんかなぁってな」
目をそらして頭をかく。
「嘘」
うーん、と叔父さんは呻る。わたしは叔父さんに腕を回して抱きついて、離さない、と意思表示する。
かなんなぁ、と叔父さんは小さく呟いた。
「あの女の人? 叔父さんあの人と付き合うの?」
「茜さんは違うよ、別に……」
じっと叔父さんを睨む。
「でもえっちはした?」
「えぇ~もう。ミキちゃんあの元カレの電話の時も思ったけどおっかないなぁ」
「そんなの今関係ないでしょ、したの? してないの?」
はぁぁ~っと叔父さんがため息をつく。
「したけどぉ……」
「けど?」
「えーと、ゴムつけてたしぃ」
ぎゅぅぅぅっと叔父さんの脇腹をつねる。
「いーーーったたた、ちょっミキちゃんやめて!」
「いや、その、一夜の過ちっちゅうか、向こうも大人やしわかってるよ」
「わかってるって何よ、ご飯作って持ってきてたりしたやんっ」
「お? ミキちゃん関西弁うつってるで」
ぎゅうううっ!
「痛い痛い痛いっ、ごめんごめんごめんっ」
叔父さんがわたしの体を押して離れる。
Tシャツをめくるとつねったところが赤くなっている。
「だぁぁ~、ミキちゃん凶暴やなぁ」
「自分が悪いんでしょっ」
叔父さんがまた頭をかく。
わたしが大人しくなったのを見て叔父さんが落ち着いたかぁ、と声をかける。
ん……と鼻の詰まった声で返事をする。
優しい手つきで叔父さんが背中を撫でている。叔父さんに触られるのは久しぶりだ。
顔をあげると無精ひげの生えた口元が見える。
わたしは伸びあがって叔父さんにキスをした。
叔父さんは拒否こそしないけれど、その唇は開かれもせず硬く閉じたままだった。
「叔父さん」
「んん?」
「どうして抱かないの? わたしのこともう飽きた?」
「いや……」
「じゃあなんで?」
叔父さんはうーんと呻って、真っ直ぐ見つめる私の目を避けるように天井を仰ぐ。
「ミキちゃんもう帰るんやし、こんなん続けてたらあかんかなぁってな」
目をそらして頭をかく。
「嘘」
うーん、と叔父さんは呻る。わたしは叔父さんに腕を回して抱きついて、離さない、と意思表示する。
かなんなぁ、と叔父さんは小さく呟いた。
「あの女の人? 叔父さんあの人と付き合うの?」
「茜さんは違うよ、別に……」
じっと叔父さんを睨む。
「でもえっちはした?」
「えぇ~もう。ミキちゃんあの元カレの電話の時も思ったけどおっかないなぁ」
「そんなの今関係ないでしょ、したの? してないの?」
はぁぁ~っと叔父さんがため息をつく。
「したけどぉ……」
「けど?」
「えーと、ゴムつけてたしぃ」
ぎゅぅぅぅっと叔父さんの脇腹をつねる。
「いーーーったたた、ちょっミキちゃんやめて!」
「いや、その、一夜の過ちっちゅうか、向こうも大人やしわかってるよ」
「わかってるって何よ、ご飯作って持ってきてたりしたやんっ」
「お? ミキちゃん関西弁うつってるで」
ぎゅうううっ!
「痛い痛い痛いっ、ごめんごめんごめんっ」
叔父さんがわたしの体を押して離れる。
Tシャツをめくるとつねったところが赤くなっている。
「だぁぁ~、ミキちゃん凶暴やなぁ」
「自分が悪いんでしょっ」
叔父さんがまた頭をかく。