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叔父姪えっち
第8章 ひとり・ふたり
はぁぁ、とため息をつくと叔父さんはこっちを見据えて言った。
「そんなん言うて、自分もしたんやろ?」
叔父さんの言葉にわたしはギクっとしてしまう。
「何を?」
「わかってるくせにぃ。タケオくんや」
「それは、叔父さんが一緒に……」
「あのあとや。祭りの日ぃは二人でしたんやろ」
わたしは言葉を思いつかず黙ってしまう。

「いや、えぇんや。そっちのが健全やもん。タケオくんやったら安心や。」
重くなった空気を取り繕うように叔父さんが明るい声を出す。
「自然な事や。叔父が姪に手ぇだすとかほんま変態やもん。そうやろ?」

黙ってしまったわたしに叔父さんは続ける。
「もう帰ってまうしアレやけど、タケオくんやったら頑張ってくれるやろ。叔父さんはここでまた一人で暮らすがな」
叔父さんの言葉に思わず顔を上げる。
「一人で?」
「そうや」
「茜さんは?」
「だからぁ~そんなんやないって」
「嘘、わたしはタケオくんに押し付けて自分はあの人と暮らす気なんでしょ」
「暮らさん暮らさん」
叔父さんが立ち上がりかけるのを抱きついて止める。

胸の中がぐちゃぐちゃだった。とにかくそばに居てほしかった。
叔父さんがいなくなったら本当に一人になってしまう気がした。
離しちゃいけないと思った。

「ちょぉ、ミキちゃん」
「やだよっ、違う人に手ぇ出すならなんでわたしにあんなことしたの、あたしじゃだめなの? こんな風にしといて、ずるいよっ」
夢中で言い切る。自分がこんなに必死になるなんて、と頭のどこか冷めた部分で思った。
こんな、安っぽいドラマみたいに、男の人にすがるようなこと自分がする時が来るなんて。
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