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叔父姪えっち
第8章 ひとり・ふたり
自嘲するように言う叔父さんの頭を抱く。
頬を挟んで上を向かせるとゆっくり口づけた。

涙で叔父さんの顔が見えない。
「……ミキちゃん、俺の話聞いてたかぁ」
キスの合間に叔父さんのくぐもった声が聞こえた。

気付けば外は暗くなっていて、時々ひぐらしの淋しげな鳴き声が聞こえてくる。
キスを繰り返すうち叔父さんの手が腰に回されて、ぶるっと体が震えた。

今まで、こんなに待ち望んだ事は無い。
触れられただけで体が震えるなんて。いつの間にわたしはこんなになっていたんだろう。

さっきまでぐるぐる考えていたことが頭の中からさっぱり消えてしまうまで、わたしは夢中でキスをした。
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