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叔父姪えっち
第9章 思いでぽろぽろ
外で車のエンジン音が止む。バタンとドアを閉じる音。玄関までのいつもの足音。
ガララ、と戸が開く。叔父さんの声。
「ただいま~。今日はカレーや、で……」
ひょいと玄関を覗くと叔父さんがスーパーの袋を手に止まっている。
「あれ? もうカレーの匂いする……」
わたしはぶーーーっと吹き出してしまった。
わたしが作った晩ご飯もカレーだった。
「あはは! あたしも三日分くらい作っちゃったよ」
「みっかぁ? 三日は作り過ぎちゃうか~」
「わたしが帰った後、叔父さんがご飯作る元気がなかったらあれかな~と思ってさ」
「あらそぉ、それはそれは気の利くことで」
がさがさと袋を揺らしながら叔父さんが上がってくる。
「それ何日分?」
叔父さんの持っている材料を指さす。
「二日分はあるで~」
「じゃあ合わせて五日カレーだね」
「いや~、さすがにそれは」
あはは、と笑いながら荷物を受け取る。
「今日はわたしの食べようね」
「はいはい」
叔父さんが着替える間に準備する。
カレーとサラダと叔父さんにはビール。
二人ともおかわりして、二杯ずつ食べた。
「料理うまなったな」
「料理って、カレーだよ?」
「いやいや、立派に料理やん。」
膨らんだお腹を撫でながら叔父さんが言う。
「来年にはもっと色々覚えてくるよ」
「うん?」
「ん? ううん、ふふ」
「家で慶子さん手伝いしたげなな」
「あ~、そうだね」
「なんや、いやそな顔して」
「えー? 別にぃ」
「大丈夫かいな」
「大丈夫ですぅ」
どうせ一年半だしね、と心の中で付け加える。
ガララ、と戸が開く。叔父さんの声。
「ただいま~。今日はカレーや、で……」
ひょいと玄関を覗くと叔父さんがスーパーの袋を手に止まっている。
「あれ? もうカレーの匂いする……」
わたしはぶーーーっと吹き出してしまった。
わたしが作った晩ご飯もカレーだった。
「あはは! あたしも三日分くらい作っちゃったよ」
「みっかぁ? 三日は作り過ぎちゃうか~」
「わたしが帰った後、叔父さんがご飯作る元気がなかったらあれかな~と思ってさ」
「あらそぉ、それはそれは気の利くことで」
がさがさと袋を揺らしながら叔父さんが上がってくる。
「それ何日分?」
叔父さんの持っている材料を指さす。
「二日分はあるで~」
「じゃあ合わせて五日カレーだね」
「いや~、さすがにそれは」
あはは、と笑いながら荷物を受け取る。
「今日はわたしの食べようね」
「はいはい」
叔父さんが着替える間に準備する。
カレーとサラダと叔父さんにはビール。
二人ともおかわりして、二杯ずつ食べた。
「料理うまなったな」
「料理って、カレーだよ?」
「いやいや、立派に料理やん。」
膨らんだお腹を撫でながら叔父さんが言う。
「来年にはもっと色々覚えてくるよ」
「うん?」
「ん? ううん、ふふ」
「家で慶子さん手伝いしたげなな」
「あ~、そうだね」
「なんや、いやそな顔して」
「えー? 別にぃ」
「大丈夫かいな」
「大丈夫ですぅ」
どうせ一年半だしね、と心の中で付け加える。