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叔父姪えっち
第3章 兄妹がやってくる・前篇
次に目が覚めた時、タケオくんの背中が見えた。
あー寝てる。
左にあつこちゃん、右にタケオくん。川の字ってやつだ。
起きる気もしなくてまた目を閉じる。
次に目が覚めた時、タケオくんの顔が目の前にあった。
日に焼けた肌のきめが見える。薄く開いた唇。意外に濃い睫毛。眺めていると、気配に気づいたのかタケオくんが目をゆっくりと開けた。
「……」
「……」
見つめあったまま、タケオくんの腕が伸びる。わたしの肩にかかる、熱い、手のひら。
あっと思う間にぐっと引き寄せられて、唇が重なった。
思わず目を閉じる。
熱い、と思った。
触れた唇も、掴まれた肩も、顔にかかる息も。
息が苦しくなって唇を離す。
息をつく間もなくまた塞がれる。首の後ろを支えるように手を回されて、ぎゅうっと押し付けるようなキス。
頭がぐるぐるする。逃げなきゃいけないのに。……逃げなきゃいけないのかな?
わからない。こういうのもありなのかな。
なんていうか、夏の魔力、みたいな…。
あー寝てる。
左にあつこちゃん、右にタケオくん。川の字ってやつだ。
起きる気もしなくてまた目を閉じる。
次に目が覚めた時、タケオくんの顔が目の前にあった。
日に焼けた肌のきめが見える。薄く開いた唇。意外に濃い睫毛。眺めていると、気配に気づいたのかタケオくんが目をゆっくりと開けた。
「……」
「……」
見つめあったまま、タケオくんの腕が伸びる。わたしの肩にかかる、熱い、手のひら。
あっと思う間にぐっと引き寄せられて、唇が重なった。
思わず目を閉じる。
熱い、と思った。
触れた唇も、掴まれた肩も、顔にかかる息も。
息が苦しくなって唇を離す。
息をつく間もなくまた塞がれる。首の後ろを支えるように手を回されて、ぎゅうっと押し付けるようなキス。
頭がぐるぐるする。逃げなきゃいけないのに。……逃げなきゃいけないのかな?
わからない。こういうのもありなのかな。
なんていうか、夏の魔力、みたいな…。