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叔父姪えっち
第3章 兄妹がやってくる・前篇
叔父さんに無理やりされてるって思ってるもんね。わたしが嫌がってないって知ったら、もうこんな風には触れてくれないかな、と思うとさみしい。

タケオくんの中のわたしには「叔父さんにヤラれてる可哀相な女の子」ってフィルターがかかってんのかな。それで興奮してる部分もあるのかな。そういう女の子だからこういう事もやりやすい、とか?
でも「助けてあげる」って言ったあの真剣な目は素敵だったな。
キスが初めてってことはやっぱりまだ童貞くんなんだよね。その割になんか落ち着いてるけど……。
叔父さんが言ってた筆おろししてあげたら、って言葉がちらつく。

いやいや。ねぇ。
でも全然やぶさかじゃないなぁ……。
わたし、やっぱり結局誰とでもしちゃう女の子なのかな?

うぅーん。とか考えてると隣であつこちゃんが「あつーい」とか言ってうごうご起き上がる。

「うわ、あつこ汗まみれやん」
「うんーあついよ~」
「あらら、ごめんね、扇風機つけとけばよかったね」
「んー。かわ入る」
「?」
「川で泳ぎたいって」
「あぁ」

「早くいこ~おにぃちゃん」
「はいはい」
あつこちゃんは立ち上がってタケオくんの腕を引っ張って玄関の方へ引きずって行く。

「えっと、じゃあまた夜に!」
と声が遠くからして、わたしは家の中から「あ、はーい」と返事をした。聞こえたかどうかはわからない。
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