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叔父姪えっち
第3章 兄妹がやってくる・前篇
「あつこは~?」
とあつこちゃんがコップを差し出すけど、タケオくんは「だめ~」と言ってグイッとビールを飲みほした。
「あ~っ」
とあつこちゃんの不平の声が上がる。
コップ一杯あったビールを一気に飲んだからびっくりしたけど、
「結構うち親戚集まる度に飲まされたりするねん」
とか言ってわりと平気そうだ。
わたしは甘いカクテルをちょっと、とかなら飲めるけどビールは苦くて苦手だから、コップを傾けてチビチビ舐めるようにして飲んだ。
うぇ、やっぱり苦い。
奥から帰ってきた叔父さんはビール瓶を一本持っていたのだけど、空になっているタケオくんのコップを見て嬉しそうに「なんや~やっぱりいけるやん」と言ってさらに二本持ってきた。
お酒を注ぎ合って、酒盛りの様相を呈してきた二人はほっといて、わたしはあつこちゃんとどんどんお寿司を巻いて食べ、オレンジジュースで乾杯し、冷やしておいた梨も剥いて食べた。
男二人は高校野球の話をはじめて、あの選手があーだのこの監督はこーだの言って楽しそうだった。
叔父さんもタケオくんも顔を赤くして、なんか声もでっかくなっててうるさい。
あつこちゃんは慣れているのか
「あっメロメロリーノちゃん始まるの~」
と言ってテレビの前に陣取ってアニメを見始めた。
すぐこっちで男二人がワーワー喋ってても平気みたい。
タケオくん、意外に呑兵衛なのかな。
「置いといて~あとでやったらいいやん、ミキちゃんも飲み~」
という叔父さんのお誘いは無視して片づけをする。
しょうがないなぁと思いつつ、わたしはなんだか楽しいみたい。鼻歌なんか歌いながら食器を洗う。
夏休みが後何日かを数えて、やっぱここに住んじゃえばいんじゃないかな~とか思う。
とあつこちゃんがコップを差し出すけど、タケオくんは「だめ~」と言ってグイッとビールを飲みほした。
「あ~っ」
とあつこちゃんの不平の声が上がる。
コップ一杯あったビールを一気に飲んだからびっくりしたけど、
「結構うち親戚集まる度に飲まされたりするねん」
とか言ってわりと平気そうだ。
わたしは甘いカクテルをちょっと、とかなら飲めるけどビールは苦くて苦手だから、コップを傾けてチビチビ舐めるようにして飲んだ。
うぇ、やっぱり苦い。
奥から帰ってきた叔父さんはビール瓶を一本持っていたのだけど、空になっているタケオくんのコップを見て嬉しそうに「なんや~やっぱりいけるやん」と言ってさらに二本持ってきた。
お酒を注ぎ合って、酒盛りの様相を呈してきた二人はほっといて、わたしはあつこちゃんとどんどんお寿司を巻いて食べ、オレンジジュースで乾杯し、冷やしておいた梨も剥いて食べた。
男二人は高校野球の話をはじめて、あの選手があーだのこの監督はこーだの言って楽しそうだった。
叔父さんもタケオくんも顔を赤くして、なんか声もでっかくなっててうるさい。
あつこちゃんは慣れているのか
「あっメロメロリーノちゃん始まるの~」
と言ってテレビの前に陣取ってアニメを見始めた。
すぐこっちで男二人がワーワー喋ってても平気みたい。
タケオくん、意外に呑兵衛なのかな。
「置いといて~あとでやったらいいやん、ミキちゃんも飲み~」
という叔父さんのお誘いは無視して片づけをする。
しょうがないなぁと思いつつ、わたしはなんだか楽しいみたい。鼻歌なんか歌いながら食器を洗う。
夏休みが後何日かを数えて、やっぱここに住んじゃえばいんじゃないかな~とか思う。