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叔父姪えっち
第3章 兄妹がやってくる・前篇
片付けを終えて居間に戻ると、葉山兄妹がグーグー眠っていた。
叔父さんが適当に布団を敷いて二人を転がして移動させようとしていて、
「ちょっと~!」とたしなめて手伝う。
あつこちゃんはいいけどタケオくんは重くてひと苦労だった。力を抜いた人ってこんな重いんだ。

「はいはい、これでよし、な~」
と叔父さんはタオルケットをこれまた適当にかける。
「よくないでしょ~」
とちゃんとかけてあげるとタケオくんが寝ながらふにゃ~っと笑って「ありがとお」と言った。
ちょっと可愛い。

よし、俺お風呂~と叔父さんはのしのし歩いて行く。わたしは扇風機のタイマーをつけて葉山兄妹に向けると、部屋に戻ることにした。
布団に横になると、ちょっとだけど飲んだビールのせいかすぐ眠くなった。


気が付くと部屋は暗くなっていて、背後に慣れた気配があった。
「ミキちゃん起きたか~」
なんだかデジャブを感じる台詞を吐いて、叔父さんが後ろから胸を鷲掴みにする。

「ちょっと…! なにしてんのっ」
「いやぁ~なんか勃ってもて~」
「酔ってるでしょ、早くあっち戻りなよ!」
グイグイと押しのけるけど叔父さんは全然動かない。

「も~っ、タケオくんにばれちゃうよっ」
「いや~酔っぱらって寝てるし大丈夫や~」

言いながら叔父さんはずるずるとわたしの服を脱がせにかかる。
「ちょっ……とぉ!」
抵抗するけど、「静かにせなあの子起きてまうで」と言われて大人しくするしかなくなってしまう。
いや、ほんとうは全力で拒否ればいいんだろうけど、わたしはもう叔父さんにはそうできないようになっちゃっているのかもしれなかった。
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