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第5章 ミキちゃんの新しい快感

う、と言葉が詰まる。
「……いろいろ、あるんだもん」
「何」
「叔父さんの手伝いとか」
「とか？」
「田舎で電波も弱いし」
「今普通につながってるけど」
「き、近所づきあいとか」
タケオくんとあつこちゃんの顔が浮かぶ。

「……あのさぁ」
「……」
「……」
「何」
「前から思ってたけどミキさ、俺の事そんな好きじゃないよな」
「……そんなこと」
「いいよ、もう。わかってるから」
はーっと敦のため息が聞こえる。