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叔父姪えっち
第6章 デート
射的、ヨーヨー釣り、金魚すくい、お面も買って、また手が戦利品で埋まってきたころ前から見知った人影が近づいてきた。

叔父さんは法被を着ていて、いかにも地元の人って感じ。わたしたちを見つけて笑って手を振ってくる。わたしたちも手を振り返すけど、叔父さんはこっちに来る前にいろんな人に声をかけられていてなかなか近づかない。

叔父さんに声をかけているのは地元のおじさんおばさんや子供たち。
皆「あーてっちゃん、うちにも寄ってよ~」とか「てっちゃん、○○ちゃん見た~?」とかたわいもないことをがんがん話しかけていく。
なんか、人気者?

隣でタケオくんが言う。
「なんかいっつも誰かの世話焼いてるよなあの人」
「え、そうなの?」
「うん。役所の人ってのもあるやろけど、なんかめっちゃ好かれてるよな」
「へ~……」

見ていると、今度は婦人会? みたいな人達に囲まれて団扇で仰がれたりしている。
浴衣の綺麗な人もいたりしてなんか、ちょっと、ちょっっっっっとだけ、ム、とする。

タケオくんがわたしをちらっと見て、
「なんていうの、困ってる人いたら声かけてまう、みたいな人おるやん。そういう感じかな。よぉ働くしうちもばぁちゃんが呆けて大変やった時手伝いに来てくれたりしたわ」
「そうなんだ……」
確かに、わたしのこともひと夏の間中面倒見るとか簡単に引き受けちゃってるもんね。

そしてやっと叔父さんが目の前に来て、
「なんや、お手手つないで仲良くしてるやんか」
と目ざとく言われる。
「ふふ~ん、いいでしょ」
わたしは繋いだ手を持ち上げて見せる。


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