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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第4章 ルームシェア


___今日は遅くなります

送信っと
これで良しっ!

翌朝
出社早々、明美から合コンに誘われた

急遽欠員が出た時や人数が揃わない時など、男漁りに興味の無い、万年予定など皆無で人畜無害な私に数合わせで必ずお声がかかるのだ
その代わり食事代はタダ
モチロン私の目的はただ一つ、美味しい食事のみ

というわけで、久々の外食にウキウキしながら早速、係長にメールした




「星野、ちょっと」

「はい、なんでしょう」

「何? あのメール」

「はい?」

「だから、あのメールはなんだ、って聞いてんの」

「ですから今日は…」

「言ってなかったか? お前、今日、残業」

「ええっ、聞いてませんっ、ぜんっぜん聞いてませんよ、そんな事」

「あ、そう、 んじゃ、今言ったからいいな、よろしく」

「そんなぁ」




「___と言うわけで、ごめん」

「残念だけど仕方ないよ、仕事なんだから」

「うん、本当に残念… 久しぶりのタダ飯、いや、外食が…」

「でも、ちょっと羨ましいかな
だって、瀬川係長と二人きりで残業なんてさ」

替われるものなら替わってください、お願いします、明美さん




「___じゃ、頼んだぞ」

結局、顧客からの緊急の呼び出しがあったとかで
私一人に丸投げして係長はさっさと出かけてしまった

「出来るだけ早く戻るようにするから」




「鬼か、あんたはっ」

係長の姿が見えなくなるのを見計らってから毒づく私であった

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