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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第4章 ルームシェア


「うーん…」

伸びをしながら時計に目をやると、針は22時を指すところだった

はぁぁ…
今頃、明美達、美味しいもの食べてるんだろうなぁ

いやいや、皆イケメン漁りしてるから
食べ物目当てはあんただけ

なんて、どこからかそんなツッコミが聞こえてきそうなことを頭の中で呟く私

「キリいいからそろそろ帰ろっ」

残りは明日、早出して片付けよう

あーっ、お腹空いたぁ
そうだ、今日はうるさい奴もいないしコンビニ弁当で済ますか…




「こんばんは」

「あ…こんばんは」

「お弁当ですか?」

「ええ、まあ…」

「僕も、ほら」

はうっ
またまた爽やかスマイルビームだよぉ

夕飯の弁当を買いにコンビニに寄ると、先日マンションのエントランスで会った爽やか系イケメンがいた
コンビニ袋を持って、ニッコリスマイルが素敵だ
爽やかイケメン、確か、速水さんって言ってたな…
同じイケメンでも誰かさんとは大違いだ

当たり障りのない会話をしながらコンビニからマンションまで一緒に帰って来た

部屋に帰り着くと、どっと疲れが出てシャワーもそこそこに弁当を食べ終え、早々に寝ようとしていたところへ係長が帰宅した

「なんだ、帰ってたのか」

「むー、ぐがでだがだがべっでぎだ」

「お前、歯磨きしながら喋るのやめろよ」

「疲れたから帰って来た」

「全部終わらせたのか?」

「んー、あとはチェックだけ
明日、早出しますから
んじゃ、係長、お先ですっっ、おやすみなさい」

「お、おう、お疲れ」

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