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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第4章 ルームシェア


ふぅ…
終わったぁ

翌朝、早出して残りの仕事を片付ける
始業前になんとか間に合った

「んー、疲れたぁ」




「ほい、コーヒー、甘めだろ?」

「うぎゃあ」

「な、なんだよ」

デスクに座ったまま気持ち良く伸びをしていると、後ろからいきなり声をかけられて飛び上がった

「なんだ、係長か、びっくりしたぁ」

「なんだとはなんだ、誰だと思ったんだよ」

「いえ、なんでもないです、ありがたくいただきます」

「終わったのか?」

「はい、なんとか…ちょうどよかった、チェックお願いします」

「ふーん」

「それではちょっと失礼して」

「おい、どこ行くんだー」

「休憩でーす」




はぁー…
これじゃ会社でも自宅でも気が休まらないよ

しかも朝から二人きりでコーヒー飲んでるとこなんか誰かに見られた日にゃ、後で女子連中に何言われるかわかりゃしないっ

それにしても、うちの女子連中ときたら、全くねぇ
いくらイケメンでエリートコース真っしぐらったって
皆、係長の本性知らないからね
あんな細かくて煩い男のどこがいいんだか




お気に入りの場所、屋上テラスに上がって深呼吸する

んー、気持ち良いっ
甘いコーヒーを飲みながら至福のひと時



「そろそろミーティング始まるな…行かなくちゃ」

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