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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第7章 隣のさゆりさん


♫♫♫

「はーい、って… さゆりさんっ」

「こんばんはー、来ちゃったっ、はい、お菓子どうぞ、ここのお菓子、美味しいのよー」

一週間後
お菓子を餌に部屋へ上り込もうとするさゆりを、お菓子に釣られて止められない雛であった

「星野、どうした騒がしいぞって、ゲッ」

「係長、お菓子いただきました」

「こんばんは、先日ご馳走になったコーヒーがあんまり美味しかったから今日は一緒にお菓子でもどうかなと思って」

「こんばんは、お気遣いありがとうございます」




「なーんか余所余所しいのよね、あなた達」

「そ、そうですかぁ? そんなことは… ね、係長」

「それよそれ、その係長って呼び方もそうだけど、なんていうのかなー、婚約期間って自然に甘々が滲み出ちゃうものなんじゃないかしら、って思うわけ」

オールドミスの妄想かっ

「そうですかね、こんなもんじゃないかな、ね、係長」

「ああ、そうだな」

「いーえ、違うわっ」

テーブルを拳でどんっと叩き熱くなるさゆりさん

「あなた達っ、多分… 倦怠期だわねっ、このままじゃダメよっダメダメっ」

「……」

「……」

「もうっ二人とも仕方ないわね、いいわ、私が何とかしてあげるからっ」

「「え?」」

「いいの、いいの、このさゆりお姉様にどーんと任せさいっ

「……」

「……」

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