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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第3章 契約
「おーい、星野、ちょっといいかな」
「はい、何でしょう」
山本課長に呼ばれデスクに向かうと、課長はいつもの有無を言わさぬ営業スマイルでニッコリ笑いながら宣った
「星野は今日から瀬川の補佐としてマネージメントしてくれ」
「へ?」
「何だ、寝不足か? 珍しいな… まあいい、とにかく頼んだぞ」
「は、はいっ」
普段からイエスマンの私は課長のツッコミに思わず最敬礼していた
「早速だけど、星野さん、ちょっといいかな」
奴は、元い、係長は整った顔に恐ろしいほど美しく冷たい完璧な作り笑いを張り付けたまま、早速ミーティングルームに案内しろと言う
「は、はいっ」
引き攣り笑いで仕方なく応じる私であった