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外れない首輪
第4章 キャラマキとビスコッティー
「きみが、こんな悪戯な人とは思わなかった。」
私の膝掛けの中に手を入れて、右手を握られた。私は指を絡める形にして、彼の左手を握り返した。彼の薬指の指輪に当たる。少しだけ湧いた罪悪感を打ち消すように、精一杯狡そうな笑い方をして返す。
「今だけ。ですから」
「そう、今だけだね。」溜息を一つついて、手を握り返し、彼も共犯者の笑みを返す。

手を握ったまま、飲み物や食べ物を口に運ばせあう。
傍から見たら恋人同士に見えるだろうか。
「また、クリームついてるよ」
嘘つき…もうクリームなんて無いのに。でもその嘘に乗ってあげる。
顎を持たれたまま唇を何度も親指でなぞられ、半開きになる。
彼の唇が近づいてくる。
「今だけ…だからね?」と囁く声が聞こえ、瞳を閉じた。



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