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外れない首輪
第6章 CLUB Bee
メイクルームは、客席と壁一枚くらいしか隔ててないらしく、喧騒が伝わってきた。
中でも、予約客(成金)のグループが騒がしくて、笑い声がこっちまで聞こえてくる。
どうせ、大笑いしているのは本人だけで、あとはお追従の笑いなのだけど。
服を脱ぎ、薄手の全身ストッキングのようなボディスーツを身に着ける。
ただし肝心な部分は開いている代物だ。
手枷・足枷を着け、普段はつけない紅い口紅を塗り、アイマスクを着ければ、ショーに出る準備は完成する。
アイマスクをつける前に、客席を写しているモニターに目をやる。
一応、身バレを防ぐためだ。
予約で来ているグループの他に、カップルらしき二人組や、一人で来ているお客さんも何組かいる。
その中に先程まで秘密を共有していた、見覚えのある彼の姿を認めた。
「ちょっ…アンナ姐っ、私出れないよ。」
反射的に叫んでしまった。
ん?とか言いながら、煙草をくわえながらモニターをアンナ姐も見る。
「この人?」
私は小さく頷いた。
中でも、予約客(成金)のグループが騒がしくて、笑い声がこっちまで聞こえてくる。
どうせ、大笑いしているのは本人だけで、あとはお追従の笑いなのだけど。
服を脱ぎ、薄手の全身ストッキングのようなボディスーツを身に着ける。
ただし肝心な部分は開いている代物だ。
手枷・足枷を着け、普段はつけない紅い口紅を塗り、アイマスクを着ければ、ショーに出る準備は完成する。
アイマスクをつける前に、客席を写しているモニターに目をやる。
一応、身バレを防ぐためだ。
予約で来ているグループの他に、カップルらしき二人組や、一人で来ているお客さんも何組かいる。
その中に先程まで秘密を共有していた、見覚えのある彼の姿を認めた。
「ちょっ…アンナ姐っ、私出れないよ。」
反射的に叫んでしまった。
ん?とか言いながら、煙草をくわえながらモニターをアンナ姐も見る。
「この人?」
私は小さく頷いた。