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外れない首輪
第8章 first night
「きみは?」
と聞かれて、最初のきっかけやアンナ姐とのこととか私の話をした。
さっきの蝋燭の話になり、実は苦手なこと、なのにあの時は...という事も。
話しながら、身体の奥から溢れてくる感触がして、座り直すふりをして誤魔化した。
きっと、表情で判られてしまっているかもしれないけど。

「改めて言うけど、エリ。きみを僕の犬にしたい。いいね?」
「はい…御主人様と呼ばせてください。」
「いい返事だね。」
顎を持たれ、二度、三度…と浅く口づけされる。
「物欲しそうな目…してるね。いい目だよ。」
唇が離れ、ソファーに腰かけ直すと
「蝋燭の跡、大丈夫?赤くなってないか見せてごらん」
「…はい」
彼の目の前に立ち、ジャケットを脱ぎ、シャツのボタンを一つ一つ外していく。
スカートを下し、下着姿になる。
「肝心のところが見えないから、ブラも外して。」
ホックを外し、下に落とす。
「見えづらい。見えやすいように持ち上げて。」
…息が乱れてくる
「あー、ちょっと赤くなっちゃったね。あれ?胸の先、尖ってるけど。どうした?」
「な…んでも…ないです」
「そう?その割には苦しそうだね?僕の大事なエリが辛そうだと僕も心配だよ。
 どうすれば楽になる?言ってごらん」
「あの…した…くて、どうしようもなく…て。」
顔を見れず、俯きながら言ってしまう。
「そっか、何言ってんだか全然分かんない。いい?言いたいことがあるときはちゃんと顔を見て話さないと、伝わらないって教わらなかった?」
俯いた顔を持ち上げられ、低い声とあの瞳に見下ろされながら言われたら、身体中が疼くような苦しさに襲われて冷静ではいられない。
「ごめんなさい…あの…エッチな事がしたくて…どうしようもないくらい…キツいです」
冷たくて熱い瞳に釘付けになりがら、熱に浮かれたように口走ってしまう。
ふふ と軽く鼻で笑われ
「そう、じゃ、今日は特別。していいよ。僕は今日は何もしないって約束したからね。
 自分で楽にしてあげなよ」
「…ゃ…無理です…恥ずかしい」
「何で?さっきもっと恥ずかしいことしてたじゃない?見てたよ。」
「…」
「さあ、じゃあ見せて、目で楽しませて。
 まずはその尖った胸の先を撫でてあげたらどうかな?」
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