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外れない首輪
第8章 first night
胸を持ち上げたまま、ゆっくりと人差し指を伸ばす…ツンっと硬く勃起した乳首に指先が触れた途端、甘い痺れるような刺激が背筋を駆け抜ける。
「あアっ…」
声も、指も、もう止められない。円を描いたり、上下に弾くように…と指先で刺激しながら、持ち上げている手のひらを使って、胸全体を持ち上げるように揉む…目の前に広瀬さんがいるのを忘れて没頭してしまった。
カチャンっとソーサーにカップを置く音がして、ハッと我に返る。
備え付けのポットでコーヒーを淹れてたらしい。
「ああ、どうぞ続けて?あ、でも膝立ちも痛いよね?ここおいで。」
ベッドの横を空けられ、二人で並んで壁に背を付けて座る。対面の壁はやっぱりというか、お約束の鏡貼りだ。すごく恥ずかしい。
「さ、続きどうぞ。って言っても、恥ずかしいよね?じゃあ…質問に答えて?
 さっき、夢中になって撫でてたじゃない?他にどうすると気持ちいいの?」
「はい…摘んだり…とか」
「やって見せてよ」
乳首を摘む…
「んッ…あ…はぁ…」
軽く引っ張ったり、すり潰すような動きも加えていく
「気持ち良さそうだね…」
耳元で囁かれる
「は…い…気持…ちいいっ…です…アッ…」
だんだん下の方の疼きが大きくなり、脚を擦り合わせてしまう。
「いいよ、他のとこも触って。」
手を下に下ろす。でも見られるのが恥ずかしくて、膝を立てて開く。これなら、膝が邪魔して横からは見えない。
「偉いね、ちゃんと広げて。鏡越しによく見えるよ」
…そうだった。対面は鏡。脚をM字に大きく開いた姿が映っている。
咄嗟に膝を閉じようとする
「脚閉じちゃいけないの判ってるよね?
 エリがしたいっていうからさせてあげてるんだよ。
 だったら、目で楽しませるくらいの事できるでしょ?」
「はい…ごめんなさい」脚を広げ直す
「じゃ、続き」
下着の真ん中を上下になぞる。指先が湿ってしまう。
上の方にある突起を見つけ、爪の先でカリカリと引っ掻く。
「んァっ…くぅ…あぁっ…」
先程までとは比べ物にならないくらいの刺激…指もどんどん快楽を求めて早くなっていく
「ふふ…すごいね。恥ずかしいのに指…止められないんでしょ?」
耳にかかる息、囁かれる声がさらに快楽を掻き立てる。
「はい…止められ…ぁっ…ないですぅ…ああんっ」
言葉の語尾も崩れてきてしまう。
追いつめられる感覚に似たような絶頂感が押し寄せてきている。
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