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外れない首輪
第8章 first night
「イキそうでしょ?指放して。」
水位が下がるようにゆっくりと醒めていく
「また始めて。こんどは早くしちゃ駄目だよ」
ゆっくりと触っているだけなのに、指を動かすたびに腰を跳ね上げたくなるような刺激に襲われる。
「ゆっくり。でも止めないで。」
ああ、また体を持ち上げられるような、絶頂感が押し寄せてきて
「また 指放して」
冷たい声が降ってくる。

…その後何度も絶頂の手前で引き返させられ、懇願してようやくイク事を許された。
脱力して横たわり、息をするのもやっとの状態の私に添い寝して、「ご褒美」と口移しで水を飲ませてくれ、「可愛かった♡」とぎゅうっと抱きしめられる。
腿に硬くなったモノが当たる。クイっと押し付けるように動かされ
「あ…」
「ふふ、欲しいの?」
押し付けながら聞かれる
「はい…欲しいです」
「そっか。」
深く口づけられ、耳、首筋、と軽く噛まれる。
が、思い出したかのように動きが止まり、身体を放される。
「うぉっと危ない。約束破るとこだった。」
「さっきの何もしないってことですか?」
「そう。僕もルール違反しちゃった。だからこれ以上の約束破りはしたくない。
 覚えておいてほしいんだけど、僕嘘つきが嫌いなんだ。
 だから、エリに嘘はつかない。きみもそうして。
 今、ここでエリを抱くことは簡単だし、そうしたいけど。約束破りになるからしない。
 さっき、約束を破ったことのペナルティは僕も被るよ。
 抱きたくてしょうがない子が目の前にいるけど、我慢するよ。
 あ、でもキスくらいまでは許してほしいかな。
 でも、エリは下着ごしだったから、まだ足りないよね?
 これ…あのお姐さんから。プレゼントだって。」
目の前に、さっきショーで使ったディルドを置かれた。
「最後まで見せて。これは命令。わかるよね?」
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