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死んだあなたに逢いたくて
第1章 終わりと始まり

「じゃあ陽菜、お留守番お願いね。」

翌日。
お母さんがパートに出かけると
わたしはお気に入りのワンピースに着替えて
しっかりとお化粧をして
鞄の中に財布を入れて家を出た。

行き先は近くのホームセンター。
太めの縄を買うつもりだった。


久しぶりに外に出ると
春の日差しを強く感じた。

こんな綺麗な晴れの日に
達哉と記念日デートしていたら
どんなに楽しかっただろう。

…ううん。
いまから達哉に会いに行くんだから!

感傷的な気分をどこかに飛ばすように
ホームセンターまで急ぎ足で歩いた。

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