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君と恋をもう一度
第1章 心

口で言わずとも何だこいつと思っているのがわかるくらいの形相をしていた
「殺られたいの?」
鋭い目つきで問いかける
「それとも…」
一歩、二歩、三歩と近づいてきて、すぐ目の前までくると、ひょいっとわたしの顔を覗きながら
「ヤられたいだけ?」
と不敵な笑みを浮かべる
「…一目惚れしただけ…ダメですか?」
「…ふーん」
顔を離し、真剣な様子のわたしを上からじろじろと眺めている
「いいよ」
正直無理に決まってると思っていたから、まさかいい返事が帰ってくるとは思わなく、すぐに声がでなかった
「…ほ、ほんと!?」

