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やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
「1分まだですかぁ?」
「わしの時計ではまだ20秒しか経っとらんよ」
 朱里の問いにそう答えると、中年客は朱里の水着内に入れた指を少しずらすような仕草をした。
「ひぃあっ!」
 声をあげる朱里。
「ちょっと、お客様! お尻だけっていう約束……!」
 それもそのはず、中年客の指は、いつしか尻こぶたではなく、真ん中やや前方、果肉への入り口の方に回ってきたからだ。
 激しい動きはそのままに、さらに中年客の指が進んでゆく。
「ああんっ、そんなとこ……」
「いや、ここも尻だ。問題ない」
「ち、違いますよ! お尻じゃなく、今もう、前の方まで来て……ひゃんっ!」
 中年客の指は、やがて朱里の敏感な豆を探り当てたのだ。
「大丈夫だ、問題ない」
 キリッとした真顔で呟く中年客。
 本人はイケメンのつもりらしい。
「いやいやいや、おかしいですよぉ! そんな真面目顔には……あはぁん……騙されません! お尻だけってさっき言ってたでしょっ……あんっ……。もう、ダメですっ!」
 口では必死で抵抗するものの、朱里はその場から強引に逃げ出したり、客の手を掴んで引き離したりすることはできなかった。
 もしそんなことをすれば、たちまちさっきみたいに「もう二度とこんな店に来るか」と吐き捨てて、中年客は立ち去ってしまうだろう。
 そして、そんなことになれば、自分が首になるのは明白だ。
 それは、朱里としては困る!
 こんな割のいいバイトを逃しては!
 なので、朱里は必死に言葉で説得を試みた。
 いつしか、朱里は前かがみの体勢となっており、お尻をグイッと中年客へ差し出しているかのような格好になっている。
 快感のため、大きく身体を揺らしつつ。


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