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やらし恥ずかし夏休みバイト
第4章 プールの監視員
「つくづく、いいモノ持ってやがんな! 春日井は才能豊富だぜ!」
 威勢よくそう言うと、お尻の洞窟からシンボルを抜き取っていく安本。
 朱里は今度は、お尻からも樹液を垂れこぼすこととなってしまった。
「ああん……ああ……」
「じゃあ、また洗うぞ。プールに入れ!」
 言いながら、意気揚々とプールへ飛び込む安本。
 朱里は四つんばいのまま、すっかり放心状態のようで、しばし動けないままでいた。
 激しい息切れを起こしたまま。
 それでも、お尻に感じる感触が、徐々に不快になりだした朱里は、気を取り直してプールの水へと入ることに。
 すでにそばには、同じく裸の安本が気ままに軽く泳いでおり、朱里が水中に入ってきたのを見るや否や、近づいてきた。
「また、俺ので中を洗浄してやろうか」
「いやあぁぁ! もう、いいです! やめてください!」
 全力で拒絶する朱里。
 そして、「もういいや」という気になると、さっさとプールから上がり、競泳水着を着けた。
 後ろからのっそりと安本も上がってきて、水着を着け始める。
「お疲れ様です! 私、着替えてきますから!」
 そう言い放つと、安本の方を振り返りもせず、朱里はすたすたとプールサイドを歩き去った。

 それから朱里はシャワーを浴び、着替えを終えると、本部に顔を出すことに。
 そこで、本日限りにて退職することを伝えた。
 もちろん、その理由である、安本の暴挙のことについては、話さなかったが。
 一身上の都合、ということで上層部にどうにか納得してもらい、朱里はすっかり暗くなっている屋外へと出た。
 すでに空には星が瞬いており、電灯にも煌々と光がともっている。
 安本とは二度と顔を合わせたくない朱里は、出口のゲートへとそそくさと向かった。


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