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やらし恥ずかし夏休みバイト
第5章 マジシャンの助手
 次のマジックは例の「バニーガール衣装が弾け跳ぶマジック」なので、1着しかない仕掛け付き衣装をここで破り去るわけにはいかず、仕草だけで行うことに。
 笑顔の朱里に、顔だけ出るようにマントを被せて、ポロリがこっそり後ろの糸を引っ張る仕草をみせる。
 これで、本番では朱里の衣装が破れる予定だ。
 衣装の破片は、取り付けられた糸を引っ張ってポロリが素早く回収し、ポケットに隠すらしい。
 朱里は少しだけ、「本当に成功するのかな」と不安に思っていた。
 そして、ステージ上で脱がされることに対する抵抗も、朱里の中では大きい。
「ここから最後まで、私はずっと裸なんですよね~。恥ずかしいなぁ」
 ポロリに向かって言う朱里。
「ここで恥ずかしがっていては、話になりませんよ。さっきのマジックもそうですが、マドモアゼルには何度もセッ×スしていただかないといけませんし。まぁ、早い段階で、秘所を濡らしていただいている方が、この後のマジックもやりやすいですし、濡れ濡れになられるのは私としては大歓迎ですが」
「もう~! そんな変なマジックばっかり、ホント勘弁してくださいよぉ~!」
「マドモアゼル、もう遅いです。『賽は投げられた!』ということです」
 観念しなさいと言わんばかりの口調で、ポロリが諭すように言う。
 たしかに、ここまで来て「やっぱりやめます」ということは出来ないことを、朱里も十分に分かっているため、黙って指示通り動き続けるしかなかった。


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