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やらし恥ずかし夏休みバイト
第5章 マジシャンの助手
まずはポロリのトランプマジックだったので、朱里と黒子スタッフが布を被せた台やトランプなどの道具を舞台袖から運んでくることに。
ポロリは貫禄さえ感じさせる威風堂々とした態度で、全てのマジックを鮮やかに決めた。
観客からは大きな拍手が起こる。
リハーサルや練習のときよりも迫力が全く違う、と朱里は感じていた。
続いて、朱里の瞬間移動マジックの予定だったのだが、ここに来て重大なハプニングが起こってしまう。
例の大道具や小階段を黒子スタッフが用意したところまではよかった。
ところが、朱里が飛びっきりの笑顔を観客席へと向け、小階段を上ろうとしたとき、うっかりつまずきかけてしまったのだ。
幸い転倒には至らなかったものの、よろめいた際に、衣装の後ろの仕掛けがゆるみ、次の瞬間、バニーガール衣装がはじけ飛んでしまった。
本来なら、まだ裸になるべきでないところを、一瞬で裸になってしまった朱里。
顔面蒼白となった朱里とスタッフだが、ポロリは一瞬驚いた様子を見せただけで、すぐにアドリブで対応していく。
朱里が全裸になった次の瞬間には、ポロリはくるりとその場で1回転した後、朱里の方を両手で指し示し、いかにも「私の能力で、この子の服を破き去ったぞ」という体(てい)でドヤ顔をした。
観客は最初ハプニングかと思ったのだが、ポロリの様子を見て、「なるほど、計画されていたのか。こいつは、いっぱい食わされた」と勘違いし、苦笑とともに喝采する。
ポロリの機転で、うまく切り抜けた格好だ。
朱里は真っ青になって一瞬動けなくなったものの、ポロリのアドリブに助けられて無事に事なきを得たことに気づくと、笑顔を取り戻した。
観客たちの視線はすでに朱里の美しい裸身に集中しており、乳頭や陰毛に至るまで、朱里の全てを食い入るように凝視していたのだが、朱里には全く気づく様子がみられない。
恐らく、これから始まる瞬間移動マジックのことや、今しがた起きたハプニングのことなどで、頭がいっぱいなのだろう。
また、こんなに大勢の観客の前で、ステージ上に立っているという事実自体が、朱里に緊張と興奮を呼び、アドレナリンが大量に出ているからというのも一つの理由かもしれなかった。
ポロリは貫禄さえ感じさせる威風堂々とした態度で、全てのマジックを鮮やかに決めた。
観客からは大きな拍手が起こる。
リハーサルや練習のときよりも迫力が全く違う、と朱里は感じていた。
続いて、朱里の瞬間移動マジックの予定だったのだが、ここに来て重大なハプニングが起こってしまう。
例の大道具や小階段を黒子スタッフが用意したところまではよかった。
ところが、朱里が飛びっきりの笑顔を観客席へと向け、小階段を上ろうとしたとき、うっかりつまずきかけてしまったのだ。
幸い転倒には至らなかったものの、よろめいた際に、衣装の後ろの仕掛けがゆるみ、次の瞬間、バニーガール衣装がはじけ飛んでしまった。
本来なら、まだ裸になるべきでないところを、一瞬で裸になってしまった朱里。
顔面蒼白となった朱里とスタッフだが、ポロリは一瞬驚いた様子を見せただけで、すぐにアドリブで対応していく。
朱里が全裸になった次の瞬間には、ポロリはくるりとその場で1回転した後、朱里の方を両手で指し示し、いかにも「私の能力で、この子の服を破き去ったぞ」という体(てい)でドヤ顔をした。
観客は最初ハプニングかと思ったのだが、ポロリの様子を見て、「なるほど、計画されていたのか。こいつは、いっぱい食わされた」と勘違いし、苦笑とともに喝采する。
ポロリの機転で、うまく切り抜けた格好だ。
朱里は真っ青になって一瞬動けなくなったものの、ポロリのアドリブに助けられて無事に事なきを得たことに気づくと、笑顔を取り戻した。
観客たちの視線はすでに朱里の美しい裸身に集中しており、乳頭や陰毛に至るまで、朱里の全てを食い入るように凝視していたのだが、朱里には全く気づく様子がみられない。
恐らく、これから始まる瞬間移動マジックのことや、今しがた起きたハプニングのことなどで、頭がいっぱいなのだろう。
また、こんなに大勢の観客の前で、ステージ上に立っているという事実自体が、朱里に緊張と興奮を呼び、アドレナリンが大量に出ているからというのも一つの理由かもしれなかった。