この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やらし恥ずかし夏休みバイト
第5章 マジシャンの助手
カメラマンがそうして朱里をローアングルから執拗に撮影している間、舞台左手では抽選が行われていた。
5名の中から、「朱里と性交する人」を一人だけ選び出すために。
なので、5名とも必死の形相(ぎょうそう)に変わっている。
是が非でも朱里と性交したい、というその想いの強さが見て取れた。
また、いつの間にか5名の男性客の胸元には、1~5の数字が書かれた丸いシールが1枚ずつ貼られている。
5人とも全裸なだけに、その白いシールはよく目立っていた。
そして、黒子スタッフの一人が、トランプ5枚をよくシャッフルし始める。
十分に混ざったと判断した黒子スタッフはまず、「1番」のシールを胸元に貼っている男性客の目の前へと、裏向けにしたトランプ5枚を差し出した。
むろん、選ばせるためだ。
1番の男性客は迷いつつも、1枚だけ選んで引っ張る。
表を確認すると、「ハートのエース」だった。
悔しがる1番の男性客。
実は、アタリは「ジョーカー」なのだ。
2番の男性は「ダイヤのエース」を、3番の男性は「スペードのエース」をそれぞれ引き当て、頭を抱えて悔しがった。
声をあげてしまうと、ポロリや朱里に「誰がハズレを引いて悔しがっていたのか」を声で当てられてしまいかねないので、全員無言のまま、動作だけで感情を表している。
次に4番の男性客が、おもむろにカードを引いた。
確率は2分の1……4番の男性にとっては、緊張の一瞬だ。
カードの表を確認すると……それはジョーカーだった!
思わず、無言のままガッツポーズをして飛び跳ねる4番の男性。
ハズレが確定し、5番の男性はその場で床に膝をつき、うなだれた。
幸運な5名の中から、最高に幸運な1名が選び出されたことを受け、朱里の股間を責めていたカメラマンは立ち上がり、4番の男性へとカメラを向ける。
4番の男性は誇らしげに、ジョーカーの表面をカメラに見せ、親指を立ててウインクをした。
カメラは、そのジョーカーと、男性胸にある4番の数字を重点的に撮影していく。
その模様はリアルタイムでスクリーンにも映されているので、観客全員が「4番の男性がアタリを引いた」ということを知ることが出来た。
5名の中から、「朱里と性交する人」を一人だけ選び出すために。
なので、5名とも必死の形相(ぎょうそう)に変わっている。
是が非でも朱里と性交したい、というその想いの強さが見て取れた。
また、いつの間にか5名の男性客の胸元には、1~5の数字が書かれた丸いシールが1枚ずつ貼られている。
5人とも全裸なだけに、その白いシールはよく目立っていた。
そして、黒子スタッフの一人が、トランプ5枚をよくシャッフルし始める。
十分に混ざったと判断した黒子スタッフはまず、「1番」のシールを胸元に貼っている男性客の目の前へと、裏向けにしたトランプ5枚を差し出した。
むろん、選ばせるためだ。
1番の男性客は迷いつつも、1枚だけ選んで引っ張る。
表を確認すると、「ハートのエース」だった。
悔しがる1番の男性客。
実は、アタリは「ジョーカー」なのだ。
2番の男性は「ダイヤのエース」を、3番の男性は「スペードのエース」をそれぞれ引き当て、頭を抱えて悔しがった。
声をあげてしまうと、ポロリや朱里に「誰がハズレを引いて悔しがっていたのか」を声で当てられてしまいかねないので、全員無言のまま、動作だけで感情を表している。
次に4番の男性客が、おもむろにカードを引いた。
確率は2分の1……4番の男性にとっては、緊張の一瞬だ。
カードの表を確認すると……それはジョーカーだった!
思わず、無言のままガッツポーズをして飛び跳ねる4番の男性。
ハズレが確定し、5番の男性はその場で床に膝をつき、うなだれた。
幸運な5名の中から、最高に幸運な1名が選び出されたことを受け、朱里の股間を責めていたカメラマンは立ち上がり、4番の男性へとカメラを向ける。
4番の男性は誇らしげに、ジョーカーの表面をカメラに見せ、親指を立ててウインクをした。
カメラは、そのジョーカーと、男性胸にある4番の数字を重点的に撮影していく。
その模様はリアルタイムでスクリーンにも映されているので、観客全員が「4番の男性がアタリを引いた」ということを知ることが出来た。