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やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
「ええっ?! な、な、な、なにを?!」
 うろたえる朱里の目の前に、大きくそそり立ったシンボルが出現した。
 見た目ゴツゴツしており、長さは優に15センチはありそうだ。
 しかし何よりも驚かされたのがその太さで、小さい子供の手首くらいはあろうかという程だった。
 驚愕のあまり、言葉を失って固まる朱里を気にも留めず、男性客は再びしゃがみ込むと、シンボルをゆっくりと朱里の入り口へと近づけた。
「きゃあっ! それはダメです! それだけは!」
 狼狽し、仰向けのまま身体をずらして逃げようとする朱里。
「そうか、別に逃げてもいいんだぞ。さてと、店長へと連絡するか……」
「う、うぅ……」
 朱里の動きは止まった。
 しかし、深く葛藤している様子だ。
 どう考えても、ここで性交されるのは、明らかにやりすぎに思えたのだろう。
「だけど……。嫌……。他のことで、何かお詫びをいたしますから、どうにか……」
「この方法以外は受け付けん。嫌なら、店長に連絡。どっちか選べ」
 懇願する朱里に、冷たく言い放つ男性客。
「うう……ううう……」
 なおも朱里は悩んでいる。
「悩んでいるより、入れちまった方が早いぞ」
 言うが早いが、シンボルをグッと近づける男性客に、動揺する朱里。
「ま、待ってください! あ、あの……しますから……」
 ふぅ、と大きく息をつく朱里。
 覚悟を決めているようだ。
 ここをどうにか耐えて、首になる危機を乗り切ろうと。
「じゃあ、『する』ってことで。ファイナルアンサー?」
 男性客が厳かな調子で聞いてくる。
 実に真面目な表情だ。
「……ファイナルアンサー」
 絞り出すように朱里は答えると、静かに目を閉じた。


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