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やらし恥ずかし夏休みバイト
第6章 夏祭りの屋台
「やぁん! 見られちゃいましたよっ!」
「別にええやん。恋人同士やねんし」
 朱里に抱きしめられ、上にのしかかる格好のまま腰を打ち込んでいる佐々岡は、嬉しそうに言う。
「それは演技ですって!」
「そないデカイ声出すと、西山さんに聞かれるで。恋人やないってことは、確実に西山さんにもヤる権利はあるしな。今かて、外で聞いてはるかもしれん。演技でも何でも、続けんとあかん」
「ええ~……あんっ」
 こう言われると、もう佐々岡の話が正しいとしか思えなくなる朱里。
 少し考えるだけで、「恋人同士でなければ、西山にも性交する権利がある」などという論理は、成立していないことに気づくはずなのだが。
 性交による止め処ない愉悦によって、判断力が鈍っていたのかもしれなった。
 ともかく、激しい息遣いの中ではあるが、「恋人同士」という演技を続けることにした朱里。
 佐々岡の背中に回す手で、ぎゅっと抱き寄せたあと、優しく背中を撫でていく。
 外の西山には、仕草まで見えているはずがないので、ここまでする必要はなかったのだが、性交の激しい快感の中、もはや朱里の頭は停止寸前だったので、深く物事を考える思考力すら残っていないのだった。
 ぎゅっと抱きつかれたので、「これ幸い」とばかりに、朱里の唇に深いキスをする佐々岡。
 それから佐々岡は、朱里の耳にもキスしていった。
 柔らかな耳たぶを、佐々岡は口でくわえ、さらには舌を使って愛撫していく。
 耳への甘美な刺激に、朱里の身体には電流が駆け巡っていった。
「ああんっ!! 耳ぃ……ダメ!!」
 ひときわ大きな声をあげる朱里。
 果肉がキュウキュウとシンボルを締め上げる。
「おおっ! 一気に締まったな! 朱里ちゃん、すっごい名器やでぇ!」
「ああんっ……そんなこと言わないで……あんっ」


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