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やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
 もはや、店内で受けたイタズラのことなど、朱里にとってはさほど問題ではなかった。
 それよりも何よりも、先ほど受けた中出しの方が、朱里の心にのしかかっているようだ。
「あれはいくらなんでも……酷いよ。そりゃ、始まるとすぐに、私も気持ちよくなっちゃってはいたけど……。でも、どうして中に出すのよ。はぁ……」
 溜め息をつく朱里。
 すると、ガラスの向こうに陣取るギャラリーが「早くしろ」「シャワーまだか」と、口々に声をあげている。
 ガラス越しにも伝わるほど、大きな声で。
「もう~。ちょっと物思いにふけっただけなのにぃ。シャワーを浴びるタイミングなんて、私の勝手でいいでしょ」
 笑みをこぼしながら言う朱里に、ギャラリーは「うおお、笑顔が可愛い!」「いいぞ!」というように叫び、それを聞いた朱里はまんざらでもない様子だった。
 ただ、なるべく身体を見せないでいいように、中央のガラス壁側には背中を向けて、シャワーを浴びる準備をしたが。
 それでも、お尻は丸見えの状態だったし、左右2面のガラス壁からは、角度によっては、身体前面の大部分を眺めることが可能な状態ではあった。
 ギャラリーは、どうにかして朱里の身体をしっかり見ようと必死なようだ。


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