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やらし恥ずかし夏休みバイト
第7章 イベントコンパニオン
しばし、ドリンクの説明をひたすらこなす朱里。
覚えていた文章を忘れてしまい、黙ってうろたえる場面もあったが、山村のフォローでどうにか乗り切ることができた。
また、5時にはただ一人ステージに上がって、歌とダンスを披露することに。
こちらも何とか乗り切って、あっという間に時刻は、リンボーダンス大会開始予定である5時15分だ。
ここまで尿意を催すことなく済んだことが、朱里にとっては幸いだった。
しかし、小百合たちが帰ったことにより、300名近くの客を前に、ここまでたった一人で説明やダンスをしてきた朱里の疲労度は相当なものだ。
それでも、ここで投げ出すわけにはいかないので、朱里は渋々ステージ上にてリンボーダンスのセットが完成するのを黙って待っていた。
やがて、全ての準備が整ったようだ。
司会進行役を兼ねている山村がステージに上がり、マイクを持って声を張り上げた。
「ではでは、ただ今から、皆さんお待ちかねのリンボーダンス大会を開始いたします!」
割れんばかりの歓声と拍手が、会場にこだました。
中には、「このリンボー大会のためだけに、来場した」と大きな声で白状する人すら出てきている。
朱里は、リンボー大会後の罰ゲームのことを思うと気が滅入ってきた。
小百合たちが帰ってしまったことにより、朱里は罰ゲーム確定となっているので、なおさらだ。
山村は声高に続ける。
「まず最初は、コンパニオンによる競技……のはずでしたが、先ほどご説明いたしました通り、ここにいらっしゃるコンパニオンはたった一名なので、競技はできません」
会場からはブーイングが起きた。
山村は少し言葉を切ってから、再び話しはじめる。
「ですが、残っていただいているコンパニオンの朱里さんが、ただ一人挑戦していただくことに決定しております。朱里さんに盛大な拍手をお願いします!」
会場から今度は拍手が起きる。
朱里はまたしても雰囲気に流され、気分を良くしていた。
罰ゲーム確定だということも忘れて。
「それでは、朱里さん! よろしくお願いします!」
山村の声と共に、朱里の挑戦が始まった。
覚えていた文章を忘れてしまい、黙ってうろたえる場面もあったが、山村のフォローでどうにか乗り切ることができた。
また、5時にはただ一人ステージに上がって、歌とダンスを披露することに。
こちらも何とか乗り切って、あっという間に時刻は、リンボーダンス大会開始予定である5時15分だ。
ここまで尿意を催すことなく済んだことが、朱里にとっては幸いだった。
しかし、小百合たちが帰ったことにより、300名近くの客を前に、ここまでたった一人で説明やダンスをしてきた朱里の疲労度は相当なものだ。
それでも、ここで投げ出すわけにはいかないので、朱里は渋々ステージ上にてリンボーダンスのセットが完成するのを黙って待っていた。
やがて、全ての準備が整ったようだ。
司会進行役を兼ねている山村がステージに上がり、マイクを持って声を張り上げた。
「ではでは、ただ今から、皆さんお待ちかねのリンボーダンス大会を開始いたします!」
割れんばかりの歓声と拍手が、会場にこだました。
中には、「このリンボー大会のためだけに、来場した」と大きな声で白状する人すら出てきている。
朱里は、リンボー大会後の罰ゲームのことを思うと気が滅入ってきた。
小百合たちが帰ってしまったことにより、朱里は罰ゲーム確定となっているので、なおさらだ。
山村は声高に続ける。
「まず最初は、コンパニオンによる競技……のはずでしたが、先ほどご説明いたしました通り、ここにいらっしゃるコンパニオンはたった一名なので、競技はできません」
会場からはブーイングが起きた。
山村は少し言葉を切ってから、再び話しはじめる。
「ですが、残っていただいているコンパニオンの朱里さんが、ただ一人挑戦していただくことに決定しております。朱里さんに盛大な拍手をお願いします!」
会場から今度は拍手が起きる。
朱里はまたしても雰囲気に流され、気分を良くしていた。
罰ゲーム確定だということも忘れて。
「それでは、朱里さん! よろしくお願いします!」
山村の声と共に、朱里の挑戦が始まった。