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やらし恥ずかし夏休みバイト
第7章 イベントコンパニオン
着替え終わったあと、律儀に再び山村に挨拶をしてから、朱里は出口へと向かった。
外へ出てみると、少しだけ夕焼け色に辺りが染まっている。
次の瞬間、ドアから少し離れて立っていた優輝が、明らかに待ってくれていた様子で、ゆっくりと朱里に近づいてきて言った。
「朱里お姉さん、お疲れ様。待ってたよ~」
優輝が待っていてくれたことを知って、密かに嬉しい朱里。
ただ、懸念していたことを、すぐに優輝に聞くことは怠らなかった。
「ありがとう! 優輝君……ごめんね。あんな姿を見て……軽蔑してない?」
「僕が朱里お姉さんを軽蔑するなんてこと、あるわけないでしょ。朱里お姉さんは何一つ謝ることなんてないよ。むしろ、僕の方こそ、ごめん……。単独優勝しないといけない場面だったのに……」
「そ、そんなぁ。優輝君こそ、謝らないでよ。同時優勝だって、優勝は優勝でしょ。すっごく応援してたから、嬉しかったな」
「その言葉、嬉しすぎ!」
無邪気な笑顔を見せる優輝。
朱里は再び優輝に尋ねた。
「それで……。どうして、辞退したの? 気分が悪くなったわけじゃないんだよね」
「朱里お姉さんの裸を、さらに長々と他の男に見せたくないもん。朱里お姉さんだって、そんなの嫌でしょ」
「あ……やっぱり、そうだったんだね。気遣ってくれて、ありがとう。嬉しい!」
薄々「そうじゃないかな」と思っていたことが当たっていたことで、朱里は飛び上がらんばかりに喜んだ。
続けて朱里が言う。
「すごく嬉しいけど……。せっかく優勝したのに、景品も何もなくて、ホントにいいの? 優輝君がしたいなら……してもいいよ? 二人っきりの場所でなら……」
優輝への気持ちが抑えきれず、普段なら決して言いだせないようなことを言う朱里。
優輝がしたいなら、と言いつつ、「実は、自分がしたいと思ってるのでは」ということを、朱里も自覚していた。
外へ出てみると、少しだけ夕焼け色に辺りが染まっている。
次の瞬間、ドアから少し離れて立っていた優輝が、明らかに待ってくれていた様子で、ゆっくりと朱里に近づいてきて言った。
「朱里お姉さん、お疲れ様。待ってたよ~」
優輝が待っていてくれたことを知って、密かに嬉しい朱里。
ただ、懸念していたことを、すぐに優輝に聞くことは怠らなかった。
「ありがとう! 優輝君……ごめんね。あんな姿を見て……軽蔑してない?」
「僕が朱里お姉さんを軽蔑するなんてこと、あるわけないでしょ。朱里お姉さんは何一つ謝ることなんてないよ。むしろ、僕の方こそ、ごめん……。単独優勝しないといけない場面だったのに……」
「そ、そんなぁ。優輝君こそ、謝らないでよ。同時優勝だって、優勝は優勝でしょ。すっごく応援してたから、嬉しかったな」
「その言葉、嬉しすぎ!」
無邪気な笑顔を見せる優輝。
朱里は再び優輝に尋ねた。
「それで……。どうして、辞退したの? 気分が悪くなったわけじゃないんだよね」
「朱里お姉さんの裸を、さらに長々と他の男に見せたくないもん。朱里お姉さんだって、そんなの嫌でしょ」
「あ……やっぱり、そうだったんだね。気遣ってくれて、ありがとう。嬉しい!」
薄々「そうじゃないかな」と思っていたことが当たっていたことで、朱里は飛び上がらんばかりに喜んだ。
続けて朱里が言う。
「すごく嬉しいけど……。せっかく優勝したのに、景品も何もなくて、ホントにいいの? 優輝君がしたいなら……してもいいよ? 二人っきりの場所でなら……」
優輝への気持ちが抑えきれず、普段なら決して言いだせないようなことを言う朱里。
優輝がしたいなら、と言いつつ、「実は、自分がしたいと思ってるのでは」ということを、朱里も自覚していた。