この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
ビルの簡素な一室内にて行われる面接。
面接官二人は、どちらも人の良さそうな30がらみの男性で、朱里の面接は、滞りなく進んでいった。
向かって右側に座っている七三分けの方の男性が、どうやら海の家の店長らしい。
向かって左の男性は「チーフ」と名乗った。
小さな窓からは、明るい夏の陽射しが降り注いでいる。
「では次に、業務内容についてご説明いたしますね」
朱里への質問を3つ4つ終えた後、店長が切り出した。
「はい!」と元気よく答える朱里。
「今回、募集させていただいておりますのが、住み込みで来ていただく店員でして、主に『レンタル品の貸し出し・受け取りなどの受付』『調理場での調理』『お料理やドリンクの販売、配膳』『レジ打ち』の業務をしていただきます」
そこで言葉が切れたので、朱里は相槌をはさんだ。
店長は言葉を続ける。
「で、住み込みなのですが、問題ないでしょうか? もちろんお一人用の住宅をご用意いたしております」
「はい、問題ございません!」
「その他、条件面について、何か問題ないでしょうか?」
「問題ないです!」
力強く言い切る朱里。
時給に目がくらみ、必死なようだ。
「では最後に少し注意事項の追加を」
ここで初めて、向かって左側に座っているチーフが口を開いた。
「ご存知の通り、時給は通常より高めで設定させていただいてます。これには理由がありまして」
朱里は内心「やっぱり!」と思った。
そして、チーフを見つめ、その言葉の続きを待つ。
「先ほど店長が申し上げました業務はあくまでも基本ということで捉えていただきたいんです。そして、それ以外にも、色々と業務が発生した際には、こなしていただきたく思っています。もちろん、指導はしっかりさせていただきますし、そんなに難しい業務というわけでもないので」
面接官二人は、どちらも人の良さそうな30がらみの男性で、朱里の面接は、滞りなく進んでいった。
向かって右側に座っている七三分けの方の男性が、どうやら海の家の店長らしい。
向かって左の男性は「チーフ」と名乗った。
小さな窓からは、明るい夏の陽射しが降り注いでいる。
「では次に、業務内容についてご説明いたしますね」
朱里への質問を3つ4つ終えた後、店長が切り出した。
「はい!」と元気よく答える朱里。
「今回、募集させていただいておりますのが、住み込みで来ていただく店員でして、主に『レンタル品の貸し出し・受け取りなどの受付』『調理場での調理』『お料理やドリンクの販売、配膳』『レジ打ち』の業務をしていただきます」
そこで言葉が切れたので、朱里は相槌をはさんだ。
店長は言葉を続ける。
「で、住み込みなのですが、問題ないでしょうか? もちろんお一人用の住宅をご用意いたしております」
「はい、問題ございません!」
「その他、条件面について、何か問題ないでしょうか?」
「問題ないです!」
力強く言い切る朱里。
時給に目がくらみ、必死なようだ。
「では最後に少し注意事項の追加を」
ここで初めて、向かって左側に座っているチーフが口を開いた。
「ご存知の通り、時給は通常より高めで設定させていただいてます。これには理由がありまして」
朱里は内心「やっぱり!」と思った。
そして、チーフを見つめ、その言葉の続きを待つ。
「先ほど店長が申し上げました業務はあくまでも基本ということで捉えていただきたいんです。そして、それ以外にも、色々と業務が発生した際には、こなしていただきたく思っています。もちろん、指導はしっかりさせていただきますし、そんなに難しい業務というわけでもないので」