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やらし恥ずかし夏休みバイト
第8章 朱里と優輝
「最高だったよ、朱里」
 やや時間が経ってから、優輝が充足の表情で言った。
 すでに小芝居は終了となったようだ。
 朱里も微笑みながら答える。
「ありがとう。優輝君こそ。ねぇ、もうちょっとだけ、このままでいてもいい?」
「いいけど、せっかくだし、2回戦をしようよ! 今度は朱里も全部脱いで、ね」
「うんっ!」
 嬉しそうに即答すると、朱里はいったん立ち上がって、シンボルから花裂を離していった。
 抜き取られた花裂からは、白い液がこぼれかかっている。
 それから、朱里は大急ぎで全てを脱ぎ捨て、再びベッドへと戻った。
 優輝がベッドの上で、朱里と向き合うように座り込みながら言う。
「あの日、初めてしたときみたいに、向き合ってしようよ」
 朱里はすぐに思い出した。
 あの日、対面座位で交わったことを。
「うん、じゃあ優輝君、じっとしててね」
 朱里はそう言うと、座り込む優輝へとまたがっていった。
 花裂からは、さっきの白い液を吹きこぼしながら。


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