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やらし恥ずかし夏休みバイト
第2章 下着モデル
「で、でもぉ……。これ、ほとんどもう下着ではないですよ! 隠せないですもん、これだと」
「それも立派な下着ですよ。現にうちで販売しているわけですから。しかし、困りましたね……。ここでおやめになって途中で帰られるとなると、お給金を満額お支払いできなくなりますし、それに別のモデルさんを探してくるのにも時間がかかってしまいます。それにまた、もし仮に他のモデルさんにお願いしたとして、春日井さんほどの方はいらっしゃいますまい。これほど、素晴らしいルックスとプロポーションをお持ちで、かつ、うちの商品を素敵に着こなしていただける方など、他にいらっしゃいますでしょうか……」
うつむいて話す山里のその言葉に、心を動かされつつある朱里。
朱里は、褒められたりおだてられたりすることに、特に弱いようだ。
その様子をちらりと見てとった山里は、ここぞとばかりに、さらに攻勢をかけてきた。
「ここまでの撮影でも、本当に感謝しているんですよ。うちの商品の良さを120パーセント引き出していただいているので。春日井さんが着けられると、本当にうちの商品が見違えるようです。売り上げも伸びそうで、本当に嬉しく、ありがたく思っております」
ここまで言われると、朱里にはもう断ることはできなかった。
恥ずかしさは極限まで高まっているはずなのに、それすら一瞬忘れるほど、山里の言葉が朱里の仕事続行を後押しする。
朱里は静かに言った。
「あの……。やります! やらせてください」
「もちろんですよ……。春日井さん、いや、春日井様」
さらにおだてていく山里。
「そんな……。恐縮です」
朱里はやや涙ぐんで呟いた。
このやり取りだけ聞いていると、まるで感動のシーンのようだが、騙されてはいけない。
際どい下着を着けた朱里と、ズボンの前をパンパンに膨らませた山里が、ヒモのような下着を受け渡ししつつ行っているわけだから。
いや、騙される人など、いないだろう。
朱里は空気にのまれ、騙されていたといえるかもしれないが。
「では、着替えてきますね」
朱里は意気揚々とそう言うと、勇んで更衣室へ駆け出す。
スタッフたちは、股間をさらにパンパンにしつつ、見送っていた。
「それも立派な下着ですよ。現にうちで販売しているわけですから。しかし、困りましたね……。ここでおやめになって途中で帰られるとなると、お給金を満額お支払いできなくなりますし、それに別のモデルさんを探してくるのにも時間がかかってしまいます。それにまた、もし仮に他のモデルさんにお願いしたとして、春日井さんほどの方はいらっしゃいますまい。これほど、素晴らしいルックスとプロポーションをお持ちで、かつ、うちの商品を素敵に着こなしていただける方など、他にいらっしゃいますでしょうか……」
うつむいて話す山里のその言葉に、心を動かされつつある朱里。
朱里は、褒められたりおだてられたりすることに、特に弱いようだ。
その様子をちらりと見てとった山里は、ここぞとばかりに、さらに攻勢をかけてきた。
「ここまでの撮影でも、本当に感謝しているんですよ。うちの商品の良さを120パーセント引き出していただいているので。春日井さんが着けられると、本当にうちの商品が見違えるようです。売り上げも伸びそうで、本当に嬉しく、ありがたく思っております」
ここまで言われると、朱里にはもう断ることはできなかった。
恥ずかしさは極限まで高まっているはずなのに、それすら一瞬忘れるほど、山里の言葉が朱里の仕事続行を後押しする。
朱里は静かに言った。
「あの……。やります! やらせてください」
「もちろんですよ……。春日井さん、いや、春日井様」
さらにおだてていく山里。
「そんな……。恐縮です」
朱里はやや涙ぐんで呟いた。
このやり取りだけ聞いていると、まるで感動のシーンのようだが、騙されてはいけない。
際どい下着を着けた朱里と、ズボンの前をパンパンに膨らませた山里が、ヒモのような下着を受け渡ししつつ行っているわけだから。
いや、騙される人など、いないだろう。
朱里は空気にのまれ、騙されていたといえるかもしれないが。
「では、着替えてきますね」
朱里は意気揚々とそう言うと、勇んで更衣室へ駆け出す。
スタッフたちは、股間をさらにパンパンにしつつ、見送っていた。