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やらし恥ずかし夏休みバイト
第2章 下着モデル
 朱里の姿が、更衣室のカーテンから現れた瞬間、スタッフたちは思わず歓声をあげていた。
 美しい裸身が、彼らのもとへと駆け寄ってきている光景に、スタッフたちの目は釘付けだ。
 それに気づいている朱里の頬は、薄桃色に染まっていた。
「お、お待たせいたしましたっ!」
 震える声色で言う朱里。
 山里はというと、周りのスタッフ同様に朱里の裸に見とれてしまって、うまく言葉が出ないようだ。
「まずは、座るポーズからですよね?」
 朱里にそう問いかけられて、やっと茫然自失から復帰した山里は「あ、はい。そうです」と答える。
 朱里が椅子に座ると、今まで通り、撮影が再開された。
「あ……。脚をもう少しだけ開いてください」
 山里が注文を入れる。
「ええっ、これ以上ですか?」
 すでに軽く開いている朱里の脚。
 これ以上開くとなると、男たちの前で股間が露(あらわ)になることは間違いなかった。
「はい、お願いします」
 そう言われると、また断れない空気が朱里を襲う。
 ゆっくり少しずつ、朱里は脚を開いた。
 山里を含むスタッフ全員は、すでに朱里の正面へと集まっており、彼らの息遣いはしっかり聞こえるほどに激しくなっている。
 朱里の方はというと、脚の間にはっきりと視線を感じた。
 全員の視線が、その一点に注がれていることを自覚する朱里は、羞恥に身もだえする。
 その感覚はあまりに強烈で、まるで誰かによって至近距離から、股間に息を吹きかけられているかのようだった。
「あんっ……はぁ……」
 必然的に朱里の呼吸も乱れてきた。
 そして、見られているだけにも関わらず、花びらはしっとりとした蜜に潤い始めていく。
 クーラーはよく利いているはずなのに、室内の全員が暑く感じているようで、中には汗すら浮かべている者までいた。


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